たまな教室の考え
- 2017/5/10
たまな教室は、ちょっと変わった料理教室です。
包丁の持ち方にも自信がない人と、食の仕事で既に活躍している人が一緒に学べるような、ふしぎな場所です。
この教室をひとことでいうと、「たまな食堂」に併設されている、玄米菜食のお料理教室です。
料理の技術を磨くというよりは、「おいしくてすこやかな食生活」を目指すための教室です。
たとえば、旬のお野菜のおいしさを最大限に引き出す方法や、
体にやさしい食材だけで驚くほどうれしいごはんを作る方法や、
日本の伝統的な食生活に欠かせない発酵食を育てる方法が、この教室で学べます。
だから、初心者から上級者まで、どんな腕前の人にとっても新しい学びがあるのです。
玄米や野菜のこと、生産現場のこと、旬のことなどを学びつつ、
菜食だからといって我慢があっては嫌ですから、ちゃんと欲張っておいしさも追求していきます。
ふだんの食事を、すこやかな体づくりのための食事に変えたい。
自分の料理で元気になってほしい人がいる。
あなたなりのきっかけで、たまな教室に足を運んでみていただければ幸いです。
たまな教室は、「食」と真摯に向き合う人を応援します。
もうひとつ、この教室は、「食」の裏側にいる生産者さんとのつながりを実感する場でもあります。
南青山の料理教室に通っているのに、田植え体験ができるなんて、ちょっとおもしろいんじゃないでしょうか。
たまな教室が生産者と生活者をつなぎ、日本の農業がこれからも続いていきますように。
食べておいしい、から一歩踏み込んだ活動を続けていくのが、わたしたちのやるべきことです。